チャイルドカウンセラーの資格内容
チャイルドカウンセラーは、こころの時代と言われる現代において傷ついた子供のケアをしていくための仕事です。
子供の不登校や引きこもりなど、何かがきっかけとなって学校生活を送れなくなってしまった子供は全国でも数多くいますが、その受け皿となるような職務はまだそれほど普及していません。
そこでプロのカウンセリング技術を身につけ、子供の心を助けることができるようにしたのがチャイルドカウンセラーとです。
チャイルドカウンセラーでは子育てや子供との関わりの中で発生する問題について、心理面からサポートをしていくためのカウンセリングを行っていきます。
カウンセリングは悩みのある人の話を聞き、そこから自分で解決策を見つけていくことができるようにしていくことが目的です。
通常のカウンセラーと異なり、チャイルドカウンセラーでは子供の発達心理を学習した上で、家庭や学校、周りの大人がどのように関わって行くべきかということを考える役割をします。
近年では自閉症など精神面での障害を持つ子供への対処が問題になってきていますが、チャイルドカウンセラーではそうした子供にありがちな障害と対処法についても学びます。
対象となるのは0歳~18歳くらいの思春期までの子供で、長い目でみた成長の中で最もよい方法を考えるのが仕事です。
チャイルドカウンセラー資格取得までの流れ
チャイルドカウンセラー資格を主催しているのは一般財団法人日本能力開発推進協会です。
日本能力開発推進協会は他にも児童系資格として「チャイルドコーチングアドバイザー」という資格を取扱っています。
資格を取得するためにはまず協会が認定している資格講座を受講する必要があり、講座を修了したところで認定資格の受験資格を得られる形式です。
資格取得のための講座は資格のキャリカレ(キャリアカレッジジャパン)によって提供されており「チャイルドカウンセラー資格取得講座」として通信講座で受講できるようになっています。
受講期間は4ヶ月で、受講が終わったタイミングで在宅試験を申し込みすることができます。
資格に合格することにより「チャイルドカウンセラー資格合格認定証」を受け取ることができるので、職場に掲示するなどしてプロのカウンセラーとして活動をしていくことが可能です。
同じ協会で行っている「チャイルドコーチングアドバイザー」と一部講座の内容が重複していることから、同時に二つの資格を取得するという人も多くいます。
チャイルドコーチングアドバイザーとチャイルドカウンセラーの両方を取得することにより、子供本人だけでなくその家族もカウンセリングをすることができる技能が身につきます。