ベビーサイン講師の資格内容!取得までの流れは?

赤ちゃん・表情

ベビーサイン講師の資格内容

ベビーサインとは、赤ちゃんとコミュニケーションをとる方法として1990年台にアメリカで開発された育児の技術の一つです。

育児関連の情報に詳しい人であれば名称を聞いたことがあると思いますが、まだまだ世間的な認知度は高くありません。

子育てに悩んでいる母親に多いのが「自分の子供が何を考えているかわからない」ということです。

生まれたばかりの赤ちゃんは言葉を話すことができませんので、喜びも不快感も全身を使って表現します。

しかし例えば具合が悪いという時に必死で泣いて訴えても、それが頭痛なのか腹痛なのか、それともただ眠いだけなのかということを示すことができません。

親はそうした原因のわからないぐずりや大泣きに対し、「何をやっても泣きやまない」という絶望感を感じてしまうことが多くあるものです。

そんな時にベビーサインを覚えておくことにより、全てというわけではありませんが、赤ちゃんとの意思疎通ができるようになります。

言葉を覚える前の赤ちゃんであっても、特定のジェスチャーを教えることで意思を示すことができるようになるのです。

ベビーサインは基本的に手や指を使って、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ教えていくことになります。

ベビーサイン講師はそうした認知度の低いベビーサインについて世の中に伝えるための仕事をしたり、実際に覚えたいと思っているお母さんたちに対して丁寧に教えていきます。

ベビーサイン資格取得までの流れ

ベビーサイン講師のための資格として最も有名なのは、一般社団法人日本ベビーサイン協会が主催している民間資格です。

「ベビーサイン」という名称もこの日本ベビーサイン協会が商標登録をしているので、同じ名称で仕事や資格をすることはできません。

アメリカにおける「Baby Sign Inc.」と提携をしているので、名称だけでなく本場の研究内容をもとにした講習を受けることが可能です。

日本ベビーサイン協会では希望者に対してベビーサイン講師育成プログラムを提供しており、養成講座をすべて修了し認定試験に合格をすることにより「一般社団法人日本ベビーサイン協会認定講師」の登録を受けることができます。

認定完了後には育児誌や、全国のイオングループ、トイザらスのお店でのイベントに講師として参加できるようになります。

自分で教室を借りてそこで開業をするという場合にもクラスを紹介してもらえたり、その教室で使う教材を割引販売してもらえたりといった特典があるのです。

養成講座のカリキュラムでは、ベビーサインの歴史や理論を基本から学び、さらに赤ちゃんとのコミュニケーション手段となる歌や遊び方などを実習を通して体験していきます。