ベビーセラピストの資格内容
ベビーセラピストというと聞きなれない職業名称ですが、これは母親と赤ちゃんのコミュニケーションを総合的に提供していくための仕事です。
子供を出産したものの赤ちゃんとどう関わっていけばよいかわからなかったり、よりたくさんの愛情を子供に伝えたいと思う母親はたくさんいます。
そうしたお母さんたちのために、子供にとってはどういったことが癒やしになり、自分との信頼感を深めることができるかということを教えるのがベビーセラピストの役割です。
具体的な仕事の場所としては、赤ちゃんを連れて訪れることができるベビーサロンやベビーマッサージ、ベビーヨガといったリラクゼーションサービスの場です。
ベビーとの時間をどのように過ごしていくのがよいかということを提案する相談役になるのも、ベビーセラピストの役目です。
職業名称としてはまだまだ認知度が低いですが社会的な需要は大変高く、地域ごとの児童福祉施設や養護施設において専門的な知識を用いて活躍をしている人が多くいます。
資格や経験をもとに、自身でベビーサロンを開業する人も見られます。
世間的な認知度が低いからこそ自由にサービスを考えていくことができるということが、ベビーセラピストの魅力といえるかもしれません。
ベビーセラピスト資格取得までの流れ
ベビーセラピストの資格はいくつかの団体から主催されています。
有名なものとしては、内閣府承認のNPO法人女性能力サポート機構による「ベビーセラピスト協会」です。
こちらではベビーセラピストを養成するための講座をいくつか開催しており、それらを取得することでより赤ちゃんのリラクゼーションに役立つ方法を身に着けていくことができます。
協会の行っている「認定ベビーセラピスト資格」では、まずママとベビーに関わる総合的な知識を学習し、その上で実技として役立つ方法を実習で身につけていきます。
ベビーセラピーというと漠然とした認識ですが、その中に含まれるのは幼児食育やホームケア、安全管理、事故防止、セラピストコーチング、ビジネスマナーなどです。
特徴的なのが赤ちゃんや母親に関する技能面だけでなく、仕事として行っていく場合の注意点などについても学ぶことができるという点です。
ベビーセラピストは現場で勤務をする時、大勢のママさんやベビーと対面します。
そこで相手から信頼を得られるよう、きちんとした態度や指導法をとっていかないといけません。
相談役として育児の悩みを受け付ける時のテクニックなど、まさにセラピーを行うための知識を総合的に身につけることができる資格と言えます。
資格取得をするためには、協会が運営する「アプリケアカレッジ」に通う必要があります。