春先の子供とのおすすめの遊び方
春は日差しの中でちょっとお散歩をするだけでも幸せな気分になる、穏やかで過ごしやすい季節です。
冬の間は家の中にこもりがちになりますので、元気な子供たちもいち早く外に出かけて、思いっきり体を動かしたいと思うところでしょう。
そんな春にだけできる遊びとしてぜひおすすめをしたいのが、子供と一緒にするお花や生き物探しです。
春という季節にはそれまで眠っていた植物や動物たちが一斉に目を覚ますので、そんな生命の息吹を親子で感じ取ってみることで、子供の情操を育てていくことができます。
まずは近所の公園や河原など身近にある植物に触れ合える場所に出かけていき、咲いている花やその近くを動く虫などを観察してみましょう。
公園内にたくさんの桜を植えている地域も多いことと思いますので、一緒に満開の頃に出かけていき、そこで花びらを集めるゲームなどをしていくというのがおすすめです。
桜の花びらを一緒に観察したあとは、自宅に帰って切り絵やちぎり絵をして花びらを再現するという遊びをするとまた楽しみが広がります。
一緒にお花の絵を書いたり、よく見かけるお花や虫たちについて書かれた絵本を読んだりするというのも、自然と想像とを結びつけることができるよい方法と言えます。
春の遊びの注意点
楽しい春の遊びですが、1点気をつけてもらいたいのが植物を粗末に扱わないということです。
公園内では植物の採取を禁止していることもありますし、いくらキレイだからといって無闇に花や木々を折り取っていってしまっては、周辺の自然環境を壊すことになってしまいます。
特に桜の木については人為的に枝を折るようなことをしてしまうと、それがもとで木そのものが枯れてしまうこともあるのです。
ただしどの公園でも採取が禁止されているわけではなく、国立公園のような公的機関が管理をする場所であっても植物を採取することが許されていることがあります。
希少な動植物の保護区になっているような場所では外部からの植物の持ち込みや持ち出しが厳しく制限されますが、近所の公園などではそれほど神経質にならなくてもよいでしょう。
ただあらかじめ公園の管理業者の公式サイトを見ておくなどして、知らずに禁止事項を破ってしまわないようにしておきましょう。
またどの季節でも同じことですが、多くの人が利用する場所でごみを散らかして帰ったり、周囲の迷惑になるような行動をとったりすることは子供の前で見せてはいけません。
公共の場所では大人が子供の手本になるという気持ちを忘れず、そうした行為もまた教育の一つと考えていくようにしましょう。
春先は昼間は温かいですが、花冷えのように夕方から急に冷え込むこともありますので、遠出をするときは一枚羽織るものを持っていってください。