どうなる?東京都の待機児童対策

東京

東京都が実施している待機児童対策

東京都は、日本で最も待機児童問題が深刻な地域です。
そのため保育士の人材確保や就労規則の改善に力をいれており、公立の保育所を大幅に増やすとともに、他の地域から東京都に働きに来る保育士の補助を行っています。

平成29年度には保育士の処遇改善対策が国や自治体から多く提示されましたが、特に東京都の区市町村では保育士の給与に大幅な補助支援をするとともに、住宅費を助成するなどかなり手厚い内容となっています。

国の施策として保育士宿舎借り上げのために、一人あたり月額82000円(上限)の補助制度を設けました。

東京都はそこに加えて「保育士などキャリアアップ補助」として、認可保育所や認証保育所、認定こども園など対象となる事業所で勤務をしている保育士に対し、総額4万4千円相当の処遇改善をするとしています。

これは東京都内での保育士有効求人倍率が5.68倍と非常に高い数値になっていることを受けてのことで、保育士の資格があるけれども給与条件が悪いために勤務をためらっている人に対しての訴求を狙いとしています。

東京で求人を探す際に活用できるサイト

東京都内の中でも待機児童数や保育士の有効求人倍率は大きな違いがあります。
国、東京都に加えてそれぞれの区の補助政策が受けられるので、勤務先を探す時には複数の条件から自分の希望に適したものを探すのがおすすめになります。

保育士の待遇は良くなってきているとはいえ、まだまだ他の業種と比べて給与水準は低く恵まれた環境にあるわけではありません。

人手不足が慢性化していることもあり、施設によっては即戦力の保育士を急募しており、入った瞬間から激務になるというようなこともあります。

ですので保育士として勤務を希望するのであれば、余裕のある求人件数の中からより待遇のよいところを探すようにするのがおすすめです。

保育士としてのキャリアアップを支援する制度もあるので、既に保育士としての勤務実績がある人ならば他の資格を取得すると、新たな職場を探すこともできやすくなっています。

転職サービスを利用することにより、自分でいちいち検索をしなくても最新の求人が出たタイミングでメールなどで連絡をしてもらうことも可能です。

経験を積んでベテラン保育士になれば、非公開求人としてよりお得な待遇の希少求人からスカウトをもらうこともできるようになりますので、サービスを上手に使っていきましょう。